どうも、こんにちは、Kです。
今回は、若年層の資産形成に欠かせない「つみたてNISA(積立NISA)」の口座はどこで作るのがいいか?について解説していきたいと思います。
つみたてNISA(積立NISA)では、口座の開設や維持に手数料がかかりません。
これはどの銀行や証券会社を選んでも同じです。コスト面に差がないので、金融機関を決める際は次の4点に注目しましょう。
1、商品ラインナップ(目当ての商品があるか)
2、最低積立金額(毎月いくらからできるか)
3、積立頻度(毎月積立以外の選択肢はあるか)
4、銀行引落しの有無
つみたてNISAの金融機関選びで注目すべき4点
目次
1.商品ラインナップ
つみたてNISAで投資できる商品は、金融機関ごとに異なります。金融庁が定める厳しい条件をクリアした約170本の投資信託の中から、各金融機関がそれぞれの方針でラインナップを決めているのです。したがって、あなたの目当ての商品が「A社にはあってB社にはない」ということも十分あり得ます。
金融機関を決める際は、目当ての商品がラインナップされているか必ず確認してください。まだ商品を決めていない方は、取り扱い商品数の多いところを選ぶと、後々困ることが少ないでしょう。
大手ネット証券会社 | 大手銀行 | 大手総合証券会社 | |||
SBI証券 | 153本 | 三菱UFJ銀行 | 12本 | 大和証券 | 20本 |
楽天証券 | 152本 | ゆうちょ銀行 | 12本 | 野村證券 | 6本 |
auカブコム証券 | 150本 | みずほ銀行 | 5本 | みずほ証券 | 3本 |
マネックス証券 | 149本 | りそな銀行 | 4本 | ||
松井証券 | 149本 | 三井住友銀行 | 3本 |
※つみたてNISAナビ調べ(2020年1月7日時点)
2.最低積立金額
つみたてNISAで投資できる下限額は、金融機関ごとに異なります。毎月100円から可能なところもあれば、毎月1万円からと若干ハードルが高いところも。「不安なので、なるべく少ない金額でスタートしたい」という方は、最低積立金額の低い金融機関を選んで口座を開設するとよいでしょう。
大手ネット証券会社 | 大手銀行 | 大手総合証券会社 | |||
SBI証券 | 100円~ | 三菱UFJ銀行 | 1,000円~ | 大和証券 | 1,000円~ |
楽天証券 | 100円~ | ゆうちょ銀行 | 1,000円~ | 野村證券 | 1,000円~ |
auカブコム証券 | 100円~ | みずほ銀行 | 1,000円~ | みずほ証券 | 1,000円~ |
マネックス証券 | 100円~ | りそな銀行 | 1,000円~ | ||
松井証券 | 100円~ | 三井住友銀行 | 10,000円~ |
※つみたてNISAナビ調べ(2020年1月7日時点)
3.積立頻度(毎月/毎週/毎日)
つみたてNISAは毎月積立が基本ですが、金融機関によっては「毎週積立」や「毎日積立」が選べます。「貯金箱に貯める感覚で毎日コツコツやりたい」という方は、対応している金融機関を選びましょう。
毎週積立可 | 毎日積立可 |
SBI証券 | SBI証券 |
楽天証券 |
※つみたてNISAナビ調べ(2020年1月7日時点)
毎月積立、毎週積立、毎日積立、どっちが有利なの?
月一回の積立日の翌日に投資信託の価値が大きく下がってしまったら、「よりによって高い日に積み立てちゃったなぁ…」と感じることでしょう。でも毎日積立であれば、もちろん値下がりした日にも積み立てることができます。なんとなく有利な気がしますよね?
そこで、つみたてNISAナビは「いちばん有利な積立頻度はどれ?」を調べてみました。1998年~2017年の20年間、日経平均株価にそれぞれの頻度で積み立てた場合のリターンをシミュレーションしたところ、「毎月79.5%」「毎週79.8~79.9%」「毎日79.9%」と、どれも大差なしという結果になりました。
とはいえ、わずかながらも毎月より毎週、毎日のリターンが高かったので、「やるからには1円でも多くお金を増やしたい」という方にとっては魅力的なサービスと言えるでしょう。
毎月 | 79.5% | |
毎日 | 79.9% | |
毎週 | 月 | 79.8% |
火 | 79.9% | |
水 | 79.8% | |
木 | 79.8% | |
金 | 79.9% |
- 1998~2017年(20年間)日経平均株価に投資したリターン
- 「毎月」は月初の営業日の終値に投資
- 「毎日」は全営業日の終値に投資
- 「毎週」は曜日ごとの営業日の終値に投資、休業の場合は翌営業日の終値に投資
- 購入口数計算の端数は切捨て
4.銀行引落しの有無
これは細かいことなのですが、普段お使いの普通預金口座から自動引落しで積み立ててくれると、手間が省けて大変便利です。
ご自身のメインバンクから引落しができるか、確認しておいて損はないでしょう。
大手ネット証券会社 | 大手銀行 | 大手総合証券会社 | |||
SBI証券 | 全国300以上の銀行等に対応 | 三菱UFJ銀行 | 自行のみ | 大和証券 | - |
楽天証券 | 全国300以上の銀行等に対応 | ゆうちょ銀行 | 自行のみ | 野村證券 | 全国の銀行等に対応 |
auカブコム証券 | 全国7の銀行に対応 | みずほ銀行 | 自行のみ | みずほ証券 | 全国の銀行等に対応 |
マネックス証券 | 全国の銀行等に対応 | りそな銀行 | 自行のみ | ||
松井証券 | 全国300以上の銀行等に対応 | 三井住友銀行 | 自行のみ |
※つみたてNISAナビ調べ(2020年1月7日時点)
なお、つみたてNISAナビでは、これらのポイントを一覧できる「金融機関比較表」もご用意しています。あわせてご活用ください。
つみたてNISAの金融機関は途中で変更できる
最後に、金融機関の変更についても触れておきます。
つみたてNISAの金融機関は、一年に一回変更することができます。ただし、「変更したい年にすでにつみたてNISA枠を一度でも使っている場合は変更できない」「変更手続きにはそれなりに時間と手間がかかる」など、少々面倒だったりします。
なるべくは最初から後悔のない金融機関を選びたいところです。
前述した「商品ラインナップ」「最低積立金額」「積立頻度」「銀行引落しの有無」の4つのポイントに注目して、自分に合った銀行、証券会社で口座を開設してください。
私のおすすめは「楽天証券」ですね。
そのおすすめの理由はまた今度解説します。
ではでは!