どうもこんちは、Kです。
一向に収まる気配がないコロナウイルスの猛威。
消費増税ショックにやっと慣れてきた日本経済へじわじわと悪影響を及ぼしつつある今日この頃。
春節と重なったため、インバウンドに期待していた観光・運輸業には大打撃だそうで、百貨店の売り上げも前年と比べがた落ちの様子です。
中国に生産や販売拠点を持つ企業も影響は避けられず、日本全体が景気の下振れリスクにさらされています。
オリンピック景気への期待はどこへやらで、2020年も「消費より生活防衛」の年になりそう。
今回は、そんな今だからこそ「節約」に目を向けた話をお届けします。
目次
家計の節約を考える際には、“二頭立て”で見直すことが必要!
家計の節約を考える時には、固定費と流動費の2つを見直すのが大切です。
固定費は毎月決まってかかるお金で、住居費や保険料、水道光熱費および通信費、教育費などが代表格。
流動費はやりくり費とも言われ、食費や日用品費、レジャー費などを指します。
節約の手順にはセオリーがあり、見直し効果が大きいのは固定費で、次に流動費の中身を細かく見ていくもの。
しかし、そう聞いても、食費などの流動費から手をつけたい人は多いでしょう。
FPなどのアドバイザーがいくら固定費を見直しましょうといってもなかなか手がつかないのは、毎月引き落としの費用が多いため、止める手続きがおっくうだったり、通帳もカードもネット明細の時代で金額を見ていない(気づいていない)からでもあるでしょう。
実際には、「払っている意識」があって、目の前で財布から出ていく食費などのほうが簡単に減らせそうに見えるものです。
消費増税後に節約したい費目は?というアンケートを取ると、たいてい食費と外食費が2トップにくることになるみたいです。
節約できない原因は「買いすぎ」に尽きる!!
「買い物」「在庫管理」「使い切り」。
これが食費節約の3大ポイントといえます。
適正量を買い、傷ませることなく管理し、使い切るトライアングルが成立していれば、食費のムダは出ないでしょう。
とくに、買い方が最も大事で、食費が節約できない家はズバリ「買いすぎ」ているからと言っていいと思います。
必要な量以上に買っているからお金がかかり、それを適正に使いきれず、廃棄してしまえば、払ったお金も浪費になってしまうからです。
なぜ買いすぎてしまうかと言えば、「節約したい」と考えているから。
笑い話のようですが、そうでもないのが現実です。
節約のために人はなるべく安い食品を買おうと考えます。
その日の特売品や値下げ商品といった「安く買える」ものを手当たり次第にカートに入れて、今日のメニューを作るのに必要かと考えるわけではなく、「安いから」という理由でどんどんカートに入れていくと、レジで合計金額を聞いた瞬間、想定以上に膨らんだ額にあぜんとします。
(自分だけですかね?w)
次の買い物でも同じことが繰り返されるでしょう。
節約のために「安いから」買ったもので冷蔵庫があふれ、奥にしまい込んだまま朽ちていくことになる。
安いものを買って節約につなげるのは間違ってはいません。
ただし、「安いし、いつか使うかも」となんとなくカートに入れるのが問題なのです。
モノではなく金額の縛りで買うようにする
多くの家庭では月の食費予算を決めていると思います。
まずそれを日割り計算し、3日分買うなら×3、5日分なら×5の数字が財布に入れていい金額にしましょう!
今日はこの金額以上は買えないと意識すれば、なんとなく買っておこうかという緊急度のないものは買わずに済むはずです。
必ず必要なメインの肉や魚を買ったうえで、後はその残りの金額内で安いものを探せばOK!
安いものから買わないほうがいいのは、頭の準備ができていないから。
買い物に行く際に最初からがっちり何を作るか決めている人はそう多くないと思います。
買い物を続けるうちに徐々にメニューのイメージが固まってくる人が大半だと思うので、後半の買い物は無駄が少ないですが、最初にカートに入れたものは必ずしもそうではないと思います。
「なくてもいいもの」がカートに残ったままレジに向かうと、ぎょっとする金額になってしまいます。
それを防ぐためにも、レジに並ぶ前に再度、買う必要のないものが入ったままになっていないかチェックするのが大切!
見つかったらおっくうがらずに売り場の棚に戻しに行きましょう!
運動不足解消のウォーキング代わりと考えれば前向きにもなれます!w
「割安買い」は節約のトラップ
安いからではなく、金額の縛りで買い物をすると、“割安買いトラップ”からも逃れられます!
「割安買い」とは、業務用と言われる大量パックや、3品セット買いで割引になるという、おなじみのもの。
確かにグラム当たり、1個当たりでは割安です、、、。
しかし、その大量の食材は、わが家の何食分に当たるのか深く考えずに買っている人が多いのではないでしょうか?w
家に大量のストックがあると、つい気が緩むもの。
しかも大量パックは冷蔵庫や収納庫を塞いでしまうため、できれば早く使い切ろうとします。
結果、本来必要な量よりも多めに使いがちになってしまいます。
これでは割安で買っても食費節約になっているか疑わしいのではないでしょうか?
予定していた以上に金額も膨らむので、トクしたのは我々消費者ではなく店側です!
確かに、かつては大量の食材を割安で買い、1回分ごとに小分けして、きちんと下ごしらえをして――という節約テクが以前はもてはやされましたが、それは昭和の手間をかけるのが美徳の節約法でしょう。
たとえ割高になっても1回あたりの食費予算の中で納める買い方をすれば、食費が赤字になることはないはずです!
貯まる家は冷蔵庫でわかる!
適量買いが望ましい理由は、買った食材の使い忘れ防止にもつながります。
適量買いは、「買い物」「在庫管理」「使い切り」の食費節約トライアングルのうち、「在庫管理」を楽にしてくれます。
まとめ買いした食材でぎっしりの”魔窟冷蔵庫”では、一見して何がどのくらいあるかわからないでしょう。
「ないと思って買った食材が実はあった!」「奥のほうにいつ買ったか覚えていない「何か」が干からびていた」、、、なーんて悲劇が日々繰り返されていませんか?
いくら安く買っても、使い忘れのせいで捨ててしまえばその代金も捨てたことになってしまいます。
着実に貯蓄できる人の家は総じてモノが少ないもの。
それは冷蔵庫も例外ではありません。
何がどこにあるかわかりやすく整理されてもいて、そのための「ゾーニング」は食費節約には欠かせません。
「ゾーニング」とは冷蔵庫の中を位置決めすること。
冷蔵室の棚ごとに、そこに入れるものや役割を決めるわけです。
いちばん目につく棚は、消費期限が短い豆腐や納豆など、あるいは作り置きしたおかずなどを入れる棚にすれば食べ忘れが防げます。
逆にみそや梅干しなど長持ちするものは上の棚でもいいでしょう。
野菜室も、長持ちしない葉物は手前にまとめ、奥は根菜類というようにするか、緑のものは右、白いものは左――というように色別で分けてもいいでしょう。
どこに何を入れるかのマイルールを決めることで、買ったものをしまう手間や在庫管理も楽になります。
結果、二重買いや廃棄も減らせるはず!!!
今回は冷蔵庫からみる「節約」を考察してみました!
コロナウイルスやこれから本格化してくる花粉の影響で、なかなか外出できないからこそ、買い溜めるのではなく、少し「節約」を意識して食品ロスを減らした冷蔵庫管理をしていきましょう!!
ではでは!