どうもこんちは、Kです。
社会人として、日頃からお金の管理はしっかりしたいものですよね。
「でも、どうやって管理したらいいか分からない。」
そんな疑問を持つ方に向けて、記事を書いていこうと思います。
残酷なことに、現代の日本社会というのは金融リテラシーのない人からお金を搾取するようにできています。
その結果、頑張って働いても、経済的に豊かになっていくことを実感することができません。
そのため、お金に振り回されずに生きていくためには、金融リテラシーを身につけるしかありません。
この記事では、社会人にとって金融リテラシーが必須な理由、20代から知っておきたいお金のことについてまとめました。
目次
金融リテラシーが社会人に必須の理由
まず、20代や30代の社会人がマネーリテラシーについて知っておくべきことです。
それは、金融リテラシーは、「あったほうがいい時代」 から、「なくてはならない時代」 に突入しているということです。
その理由は大きく分けて3つです。
|
従来までの日本社会というのは年功序列・終身雇用の仕組みに支えられており、知識やスキルがない人でも会社にさえ忠実でいれば、特に不自由なく生活できる社会でした。
しかし、現代社会では、好業績の大企業がリストラを行ったり、急に倒産の危機に陥るような時代です。企業側も従業員の雇用を守り抜くことがリスクになりつつあり、終身雇用制度の崩壊が始まっています。
もしリストラされても他の会社で働けるとは思いますが、給料が上がることは考えにくいと思います。お金の悩みがつきまといます。
終身雇用を前提にした日本企業では所属の会社でしか通用しない知識や事務作業等のスキルが業務の大半を占めており、本当の意味でのビジネススキルを身につけることが困難と思われます。
さらに、日本人の会社員の平均年収は20年前からあまり上がっておらず、それとは逆行するように、消費税や社会保険料は年々増加傾向にあります。
つまり、現代の日本社会の状況をまとめるとこんな感じになります。
頑張って働いて成果を出しても給料は上がらず、社会保険料や消費税の増加によって手元に残るキャッシュは増えない。さらに、終身雇用の崩壊によって他社でも通用するスキルを個人個人が高めていく必要があるのに、社外で通用するビジネススキルが身につかない。その結果、貯金もスキルもない中年が社会に放り出されてしまう。
では、これらの状況を打破するためにはなにが必要なのでしょうか?
そう、お金の知識 (金融リテラシー) です。
私たちは中年になる前に、労働によって稼いだお金を無駄なことに浪費せず、国から徴収される税金を合法的に減らし、手元に少しでも多くのお金を残す。そして、残したお金を資産運用にまわすことで、自分が働かなくてもお金を稼いでくれる仕組みを作る必要がある。
こういうことです。
だから、金融リテラシーは少しでも若いときから身につけておきたいのです。
とはいえ、金融リテラシーといっても何からどう学べばいいのか、分からないと思います。
何より大切なことは、まずはお金について自分の”無知さ”を知ることです。
そして、「お金のことをもっと知らねば!」と自ら気が付き、自ら学ぶこと。
そんな気づきとなるように、20代から知っておきたいお金の知識をまとめました。
20代から知っておきたいお金の知識まとめ
お金の知識は大きく4つに分類されます。
|
1、家計管理の金融リテラシー
家計管理のことを、家計簿をつけることだと思っていませんか?
家計管理の本質は、支出の最適化です。自分の身の丈を知り、無駄な出費をなくし、必要以上の支出を減らすことです。
支出の削減で、私が思いつく対策は以下になります。
・家賃は手取りの20~25%に収めるのが基本
・給料の4分の1を天引きで貯金する ・スマホ代は格安SIMで1,500円くらいになる ・インターネット回線はプロバイダーよりもポケットWiFiが安い ・プロパンガスは都市ガスよりも約2倍ガス代が高くなる ・クレジットカードで支払えば無条件で1~2%のポイントバック ・楽天市場でのポイント還元率は簡単に10%を超える ・10万円のリボ払いで月1万円返済すると利息は約7,000円 (利息7%) ・銀行はネット銀行のほうが金利も高く、ATM手数料無料回数も多い ・自動車は週1回の利用ならカーシェアのほうが安い ・NHK受信料はテレビを持っていなければ支払う義務はない |
2、保険の金融リテラシー
「社会人になったら保険に入るもの」と、保険の内容も理解せずに加入していませんか?
日本という国は、公的年金・公的医療保険がかなり充実しているため、手厚い保険加入はあまり不要とも考えられます。
保険に加入しているのなら、自分が加入している保険の中身をよく知り、自分にとって最適な保険を知ることで資産形成のスピードは大きく変わります。
・国民年金は20歳~60歳まで満額払えば、10年で元が取れる
・国民年金には全額免除があり、1円も払わなくても満額の半分 (約40万円) を受け取れる ・公的医療保険には高額療養費制度があり、100万円の手術でも月の支払いは10万円以下になる ・会社員は健康保険によって、病気・ケガで働けなくても最長1年6カ月の間、給料の約6割が保障される ・会社員は雇用保険によって、失業しても3~11ヶ月の間、給料の約5~8割が保障される ・国民健康保険は給料所得で年収100万円なら月1,000~2,000円の支払いにできる ・賃貸物件を借りる時に強制加入させられる火災保険で、キズなどを無料で修復できる ・火災保険は後から自分で安い保険商品に勝手に変更できる ・積立型保険は利回りの悪い金融商品であると理解する ・掛け捨て生命保険は月1,000円で死亡保障1,000万円がスタンダード |
3、税金の金融リテラシー
節税を目的に確定申告を自分でしたことはありますか?
サラリーマンは公的保険が手厚い代わりに、税金は取られ放題の立場です。
そのため、サラリーマンでもできる節税方法を知ることは資産成形を加速させます。
・会社員は所得控除を活用することで支払う税金を減らすことができる
・会社員の給料所得控除は倹約家にとっては控除額が大きい ・健康保険料は4~6月の平均給料で支払額が決まるため、残業をしないほうが得 ・会社員として働きながら事業所得を得た場合、事業所得には社会保険料がかからない ・事業所得による副業で、青色申告 (65万円控除) + 経費が使えるようになる ・経費には一部の生活インフラコスト (家賃、電気代、通信費など) も計上できる ・会社員は同じ額を稼ぐなら、残業よりも事業所得による副業のほうが手取りを多くできる ・会社員の副業は住民税の納付方法にさえ注意すれば会社にはまずバレない |
4、資産運用の金融リテラシー
貯金ばかりしていても意味はないと思っていませんか?
たしかに、銀行預金をしているだけでは、お金は数字でしかありません。
しかし、投資信託や株式投資などの資産運用をすることで、お金は自分と一緒にお金を稼いでくれるパートナーになります。
・奨学金は無利子なら一括返済せずに資産運用するほうが得
・毎月3万円を税引き後利回り3%で運用したら、40年後は元本1,440円 + 利益950万円 ・米国市場は過去からの成長実績 + 今後も人口増加が見込まれる優良市場 ・市場平均に連動したインデクッス投資は大きくは勝てないけど負けない投資戦略 ・つみたてNISAは合計800万円の投資分を非課税にできる魔法の箱 ・高配当株式投資は、完全な不労所得になる ・夫婦の二馬力で働くことが最強の資産形成戦略 ・マイホームの購入は不動産投資と同じと理解する |
金融知識については、当ブログでも少しご紹介しています。
是非ご一読ください。
ではでは、今日はこの辺で!!