こんにちは、こんばんは、KENです。
一見すると常識人に見えながら、都合が悪くなると激しく相手を攻撃していこうというタイプの人っていませんか?
心理学用語では「カバートアグレッション」と呼んだりするみたいです。
「カバートアグレッション 」とは?
2010年パーソナリティ心理学のジョージ・サイモン博士が過去にレビューを行っており、
「7つの特徴」があることを言っています。
- 無垢や無知のふりをする
- 嘘をつく
- 回避傾向がある
- 急に感情をあらわにする
- 自分の正当化と責任がなかったように見せる
- 被害者を装う
- 誰かが成功しようとしていると影で人を落とそうとする
以下に、7つの特徴について簡単に解説していきます。
【特徴1】無垢や無知のふりをする
逃げるのがことごとく得意
自分の責任が発生すと状況では、知らないふりをする
「すいません、自分の理解不足で」
「私、そんなこと知らなかった」
とかとか。
ピンチに追い詰められると、論点のすり替えを行う。
「同じようなこと、以前に会議で言っていませんでしたか」(事実の抹消)
「なんでこれ覚えてないの?」(責任転嫁)
真面目で優しい人は、サラッと反論することに罪悪感を覚えてしまう。
それで相手に主導権を握られてしまう。事実を抹消されたり、責任転嫁して他人を悪者にすると、その場の雰囲気や相手のマウントの取り具合によっては、相手が正義になってしまいかねないのです。
真面目な人や謙虚な人ほど追い詰められるようになる傾向にあります。
【特徴2】嘘をつく
論理の流れを勝手にうまく誘導する形で、平気で嘘をついてきます。
やるべき仕事があるのに、手をつけずにその場しのぎの言い訳をする人。
「実際にやっていたのですが、正しいのかどうか疑問に思いまして、、、」
みたいな。
あからさまに嘘をつくのではなく、細かい部分をぼかして言うのも特徴です。
【特徴3】回避傾向がある
彼らは「自分はいい人でありたい」と思っています。
だから、自分の答えにくい質問は積極的に回避しようとします。
よくあるのはこんな発言。
「なんか前提条件がズレていると思います。」
「そもそも、これってどう言う流れでこうなる話でしたっけ?」
「すいません、自分の認識とはどこかズレている気がします。」
あるある。。。
一見すると冷静そうに見えますが、この状態で理詰めすると相手は全く返すことができなくなります。論理というより感情勝負って感じ。
他にも、回避傾向という特徴から外れますが、人間関係が悪くなると、出社拒否を始めたり。
もう、やりたい放題。
論理で攻めても相手はとにかく逃げる。ただプライドが許せないので表面上は「すみません」と言うものの、そもそも反省しないので何も改善しない。
こう言った同じことの繰り返しが始まると言うことです。
【特徴4】急に感情をあらわにする
カバーとアグレッションと言われる人たちは、急に怒り出したり、泣き出したりするのが得意です。
男性は怒りの感情をぶつけたり、女性の場合は両方あります。
さすがに男の場合はどこぞの議員のように号泣するなんてことはしないでしょうけど。w
そして彼らの特徴は、人がいる場所で泣き出したり怒り出したりすると言うこと。
そうすると周囲の人たちの目に入るわけで、恥晒しになってしまうわけです。
冷静に対処できる人ならともかく、こんな状態だと、あなたが
悪者にされてしまうわけです。
いい人とか真面目な人ほど、その場を沈めるために「ごめんなさい」と言ってしまうけど、そうしている間に相手に主導権を握られてしまうわけです。
真面目な人ほど相手に乗せられてしまいます。。。
【特徴5】自分の正当化と責任がなかったように見せる
ここまでも何度か正当化についてはお伝えしましたが、今回の特徴は責任をなかったかのように振る舞うところです。
例えば、仕事をしない部下に対して、上司が厳しく指導をするものの、自分(上司)が仕事をしていないのは棚に上げて、しかも自分は忙しいアピールをする上司、みたいなパターンです。
部下からすると上司の大変さはわからないかもしれません。しかし上司の立場を利用して指導するものの、自分は隠れて楽をする。信用できませんね。。。
【特徴6】被害者を装う
「私は被害者なんです」のような口調で自分を正当化するのも特徴です。いくら自分が悪かったとしても、「周りの人がやってくれなかった」「時間がなかった」「他の対応が忙しくて、、、」などなど、自分は被害者なんです、みたいな理由を言ってくるパターンです。
そうすることで、相手に罪悪感を抱かせたり、同情してもらうことを狙います。
優しくて真面目な人ほど「ごめんそんなつもりじゃなかった、、、!」なーんてなってしまい、気付いたら相手に主導権を握られてしまい、相手の有利な形で話が進んでしまいがちです。
【特徴7】誰かが成功しようとしていると影で人を落とそうとする
誰かが成功しているときに、「でもあの人は・・・」なんて言って、相手を貶める特徴があります。
彼らにかかると、あることないこと叩かれるようになるので、タチが悪いです。しかも周囲の人を味方につけていくタイプ。自分の周りに成功している人の短所や良くない点をいい、その意見に同調させて自分の味方につける。
いやー、考えるだけでイライラしますね。w
以上、特徴7つの解説でした。
上記のようなタイプの人は、最初は気づかないというケースが多いと思います。
普段はいい人のふりをしているので、なかなか見分けが付かないということがほとんど。彼らは、最初は相手を褒めたりして、品行方正で自分がまじでいかに人間的に優れているのかというアピールをしてきます。だから、なかなか最初は気づけない。
カバートアグレッションの“カバート”とは「隠された」という意味ですが、人間関係が苦しくなるのは以下のようなタイプ。
「あなたのためを思って」なんていう人たちいますよね?親、親戚、彼氏彼女でも、一見すると聞こえがいいですが、実は相手を拘束しているだけだったりするわけなんです。
あー、怖い。。。
品行方正で実は支配欲が強い人たちへの対処法は?
それでは、彼らに対してどのように対処したらいいのか。自分なりの考えをまとめていきたいと思います。
【対処法1】極力関わらない
極力関わらないようにするのがいいと思います。関わったところで、人は異聞の考えを変えるかというと変わりません。彼らの考え方が変わり、真面目に正々堂々生きていくようになるかというと、ほぼ可能性はゼロです。
そのため関わらないことをお勧めします。職場が一緒等、会うことが避けられない場合は、最低限の挨拶や付き合わないといけない状況のみで押さえておくことを意識しましょう。
【対処法2】線引きする
接するとしても、どこまでは許して、どこからがアウトかをしっかり決めておきましょう。自身の私生活や家族・友達に口出ししたらNGとか。許せるラインを決めておき、無理と判断したらそれ以上の付き合いをやめたほうがいいと思います。
【対処法3】利益が自分位あるか考える
その人と付き合うことで自分にメリットがあるかを考えてみてください。どうしてその人と付き合っているのかを考えてみるのも一つです。そもそも付き合ってメリットがないなら、すぐにでも縁を切るのもありだと思います。彼らは偽善者で、裏切り者というレッテルをあなたに貼るかもしれませんが、そもそも彼ら自身の行いが悪いことがしばしばあるため、メリットがなければ付き合わない、というのが精神衛生上良いと思います。
【対処法4】第三者に相談する
客観的な事実を友人や家族など相談できる人に相談してみましょう。それだけでも、だいぶ気持ちが楽になると思います。
真面目な人は、よく「人に迷惑をかけたくない」とか「プライド」とかで相談をしない人も少なくないですが、完璧である必要なんてありません。知ってもらえると気持ちが楽になるのは事実ですし、嫌な思いを抱え込むくらいならどこかに吐き出したほうがいいと思います!
【対処法5】言い訳を認めない
彼らは自分を正当化して責任転嫁したり、自分の過ちを小さく見せたりします。
そのため、言い訳してくる時は理性的に淡々と詰めていくことがポイントです。場合によってはキレたり泣き出したりするかもしれませんが、とにかく事実を淡々と突きつけていくようにしましょう。何か事実を曖昧にされる場合は、理性に問いかけるようにしましょう!
【対処法6】相手が喜ぶことをする(おだてる)
品行方正で、かつ支配欲の強い厄介な人たちは、自分が言い争いで負けることを非常に嫌います。自分の非を認めないので、「プライドの塊」とも呼べます。そうなるとお互いにメンタルを消耗することになるので、基本的には、相手が絶対に譲れないもの以外は譲っておいたほうが良いと思います。
面倒な人間はおだてることで、自分に好意を持つようにし、接触を避けましょう!
まとめ
今回は見た感じはいい人のように見えるのに、実は支配欲が強くてヤバい人の特徴とその対処法を紹介してきました。
自分もリアルに体験したことがありますが、正直、心をちくちく刺されるというか、精神的に追い込まれるというか、、、。
それでメンタルを病んでしまうという方も少なからずいらっしゃると思うので、彼らとはある程度距離を置きつつ、どうしても我慢できなくなってしまったら逃げてください!!w
今回の、人を支配しようとする支配欲の強い人たちの特徴は、先程紹介したジョージ・サイモン氏の書籍で詳しく解説されていますので、気になる方は購入してみてください!
ではでは。