どうもこんちは、Kです。
本日は、おもしろい記事を見つけたのでのシェアをさせていただきます。
私がMBAへの留学をやめてまで「デザインスクール」を選んだワケ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200309-00037717-biz_plus-bus_all&p=2
記事の内容をまとめると以下のような内容です。
現代では、論理的な思考を持つMBA人材よりも、「感性思考」を持つMFA(美術学修士)人材の方が価値が高まっている。「感性思考」が求められている理由は、論理的に考えれば当然に帰着する答えよりも、独創性がある感覚的で創造的な解決策を採用することよって、ビジネスの場でライバルとの競争に勝つ事例が増えている為です。
現代では、守りの姿勢で今までの産業や事業を手堅く守り続けているだけでは競争力を保ち続けるのは難しく、新しい方法でビジネスを創っていくことが必要となってきます。そのようなビジネスを創る力は合理性や客観性を重視するビジネス的な思考だけでは対応しきれません。そうしたこれまでビジネスの現場で積み重ねられてきた思考体系は、物事を管理する能力としては優れていて、効率性や生産性を高めるためには非常に役立ちます。ビジネス寄りになると論理思考・合理思考に絡め取られてしまいますし、デザインのみを重視すると、結果的に収益に結びつかないアイデアを多産してしまう恐れがある為、ビジネスとデザインを5:5ぐらいでミックスさせるのが最適だと考えられます。今後、ビジネスパーソンは一度のみならず複数回、新規事業に携わる可能性が高いと考えられる為、商品開発や新規事業の開拓を担当する人だけではなく、カスタマーサービスを担当している人や、介護の現場で働いている人であっても、デザインスクール的な思考が不可欠になる時代になってくると思われる。
現代のビジネスシーンでは様々な問題解決力が求められます。
私の職場でもロジカルシンキングが求められることが多くありました。
例えば、代表的な例で言うと「PDCA(Plan Do Check Action)」です。
仕事を計画してから実行し、検証して再度実行する。
このサイクルによって問題解決の効率化を図っていました。
その他にも、狭義と広義のロジカルシンキングに含まれるのには以下のようなものがあります。
<狭義のロジカルシンキング>
- MECE :モレなくダブリなく対象を捉える方法
- ロジックツリー :物事を論理的に分析して深堀するツール
- ピラミッドストラクチャー :論理的に主張する手法
- 演繹法: 推論を繋げて結論を得る方法
- 帰納法: 複数の観察から共通点を見出して結論を得る方法
- 弁証法: 対立の中から1つ上の視点を見出す方法
- 因果関係、相関関係: 2つの現象の関係を考察
<広義のロジカルシンキング>
- 仮説思考 :仮説そって考えることで効率的に答えに結びつける方法
- PDCA(Plan Do Check Action) :仕事を計画してから実行し検証するまでの一連のサイクル
- ゼロベース思考 :既存のやり方や慣習にとらわれず、ゼロから組み立てる思考法
- 重点思考 :枝葉にとらわれず、本質的に重要な部分に焦点をあてる考え方
- 戦略フレームワーク :戦略を考えるにあたって便利な枠組み、ガイドライン
- As is To Be思考 :あるべき姿と現在の姿のギャップを図り目標を設定する手法
- 定量分析 : 数字やデータをつかった分析
- 地頭力 :知識にたよらず自分の頭で筋道をたてて考える力
目次
ロジカルシンキングが求められていた3つの理由
ロジカルシンキングが、ビジネスシーンで求められていた理由は3つあります。
1つめは「国際化」、2つめに「ビジネスの複雑化」、3つめに「世代の変化」です。
1.国際化
現在、ビジネスは急速に国際化しています。欧米のみならず、アジア地域との取引なくして日本のビジネスは成り立ちません。世界中の会社と取引をし、世界中の会社と提携をしてビジネスをしていかなくてはいけません。
その中で一番苦労するのが、文化や商慣習の違い。文化も商慣習も違う他の国とは、日本人ならではの「察する」「呼吸」という慣習ではコミュニケーションが上手く取れません。そこで出てくるのが、ロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングは、言ってみれば世界共通言語。ビジネスにおける世界共通のルールといってもいいかもしれません。ロジカル(論理)は、文化や商習慣にかかわらず、世界で共通のものだからです。ロジカルシンキングを身につければ、世界のどこにいってもビジネスで通用すると思います。
2.ビジネスの複雑化
ビジネスも複雑化しています。顧客の求める製品やサービスはどんどん複雑化しています。かつてのように、営業だけの問題、製造だけの問題といった単一の部門の中に収まるような問題は少なくなってきています。会社にとって深刻で、真っ先に手を打たなくてはいけない問題は「部門を横断した問題」「全社的な問題」なのです。
このような複雑な問題に対しては、ロジカルシンキングの考え方が有効。複雑な問題をシンプルに整理し、各部門の立場や利害を超えたところで、解決策を生み出すことができます。そのための共通言語がロジカルシンキングだといえます。
3.世代の変化
3つめは世代の変化です。日本においても、世代によって考え方の違いが浮き彫りになってきています。今の若い世代は、「俺の背中を見ろ」「まずは黙って3年働け」「あうんの呼吸で仕事する」というやり方では納得しないのです。バブル以上の世代と30歳以下の世代で、考え方にも行動にもギャップがでています。それを、「今の若いものは分かっていない」で片付けてはおしまいです。
これを埋めるのもロジカルシンキングです。なぜこの仕事をするのか、目標はどこまでなのか、問題はなにか、といったことをロジカルシンキングをつかって整理し言葉にしていくことで、「俺の背中を見ろ」のコミュニケーションから脱し、異なる世代・背景をもった人々でも共通の理解のもとにコミュニケーションをすることができます。
ロジカルシンキングはどのような場面で役に立つか?
ロジカルシンキングを学んで仕事の効率化・スピードアップを図る
以上のように、国際化、ビジネスの複雑化、世代の変化の3つビジネスシーンの変化のなかでロジカルシンキングは、たくさんの場面で役に立ちます。たとえば、次のようなものがあげられます。
- 考えを体系立てて整理し、文化や商習慣の違う相手にも的確に説明できる
- 会議をスムーズに進行させ、議論のポイントを的確に整理する
- 長い会議が短く有効なものになる
- ロジカルかつシンプルなプレゼンで、相手を動かすことができる
- 職場のボトルネックや問題点を整理し報告・改善させる
- 複雑にからみあった問題の解決の糸口がわかるようになる
- 複雑な契約書、複雑な取引条件などのポイントが理解できる
- 部下への指示の出し方が明確、簡潔になる
- コミュニケーションがシンプル、分かりやすく、力強くなる
ロジカルシンキングは、なにも高尚な場面だけでなく、日常のビジネスシーンで直ぐに応用することができます。むしろ、日常のビジネスの力を確実にアップしてくれるスキルです。ロジカルシンキングを学び、日常に活かすことを積み重ねることで、どんどん自分の仕事が速くなり、効率的になっていくことが実感できるようになります。
しかし、今後ビジネスシーンで求められる考え方が「ロジカル」から「ラテラル(水平思考、様々な視点から解決策を生むテクニック)」です。
ラテラルシンキングとは
上述しましたが、筋道を立てて一貫して考え、分類・細分化を重視する「ロジカルシンキング」(論理的思考)が、今までは全盛期でした。
非常にポピュラーなロジカルシンキングですが、この考え方には限界があると指摘するのが今回の記事です。
ラテラルシンキングは、1960年代に心理学者のE・デボノが提唱した思考法で、日本では「水平思考」と訳され、決して新しい概念ではありません。しかし、時代の代わり目のたびに見直されて脚光を浴びるため、今回初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。
ラテラルシンキングとはどのような考え方であり、どう活用すべきなのか。
ラテラルシンキングの活用方法とは?
ラテラルシンキングとは、「前提を疑い抽象化し、セレンディピティを利用する考え方」といえます。
わかりやすくいうと、
- 前提を疑う:前提は、常識と言い換えてもいいかもしれません。「世間では前提(常識)とされている、そのやり方は正しいのか。今は正しくとも将来もそうなのか」と、疑問に思うこと。
- 抽象化する:具体的な事物を見て、「何をするものなのか。そもそもどうなっていればいいのか」と抽象化し、本質は何かを突き詰める。
- セレンディピティを利用する:ひょんな偶然を、単なる偶然だと無視せず、「何か使えないか、チャンスに転化できないか」と、自分の抱える課題と関連させられないかを問うこと。
このラテラルシンキングを鍛える事で、今まで以上に新しい気付きや課題解決につながることがあると思います。
様々な考え方を知っておくだけでも課題解決に役立つと思いますので、ラテラルシンキングを鍛えていくことをオススメします。
ではでは!